23区11月マンション、平均1・28億円に―不動産経済研究所、3億円超の物件が78戸と大幅増

(提供:日刊不動産経済通信)不動産不動産経済研究所は東京23区における11月の新築分譲マンション需給動向をまとめた。供給戸数は1029戸と前年11月の949戸に対し微増。三田や浜松町、西新宿、新宿御苑など高額物件の期分け販売が多く、戸当たり平均価格は8530万円から1億2811万円と1・5倍に上昇した。販売価格が3億円を超える住戸は前年11月の15戸に対し78戸と大きく増えた。契約率も9・8㌽増の72・9%と上昇。販売在庫は1913戸と前月(1910戸)並みだった。

 供給戸数は3カ月ぶり、平均価格は2カ月ぶりに上昇した。期分けで売られた高額物件が平均価格を押し上げており、特に「三田ガーデンヒルズ」(2期1次、135戸)、「ワールドタワーレジデンス」(同、82戸)、「パークタワー西新宿」(3期1~2次、62戸)などがけん引。供給戸数1029戸のうち、販売価格1億円以上の住戸が占める割合は前年同月比22・1㌽増の42・9%。価格帯別の内訳は、1億円超は前年の162戸から300戸、2億円超は20戸から63戸、3億円超は15戸から78戸といずれも大きく増えた。

 11月に新たに売り出されたマンションは9物件(合計戸数214戸)で、前年の10物件(249戸)よりも戸数は少ない。一方、期分けは40物件、815戸(54物件、700戸)。一度の販売で100戸を超えた案件は前年同様1件だった。1物件の平均専有面積は前年11月の68・00㎡から64・67㎡に縮小した。

 区別の供給戸数は港区が217戸と最多で、次点以下は足立区161戸、新宿区91戸など。平均価格は港区が2億8521万円で最も高く、新宿区1億3881万円、豊島区1億3527万円などと続いた。

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