アーバネットコーポレーションは名古屋市中心部でワンルームマンションの開発と販売を始める。主戦場としてきた東京23区での仕入れが難化しており、長期的な成長を見据え新天地を切り開く。まずは名古屋で収益基盤を作り、将来的に大阪や福岡などへの進出を検討する。地方展開のほか、開発案件の大型化や他社との共同事業の活用などにより数年で売上規模を現行の200億円から300億円に拡大させる目標だ。  

 7月に創業25年目を迎えるのを前に服部信治社長が21日にオンラインで会見し、成長戦略を語った。服部社長は用地仕入れの状況について「コロナ禍だが昨年は土地代が全く下がらず、いい土地が買えなかった」と述べ、仕入れの方針を変えたことを報告。具体的には、相対取引を増やすことで従来は手を付けてこなかった10億円以上の土地を積極的に取得し、開発物件を大型化する方向に舵を切った。実際に年初以降の約半年で10億円を超える4件の土地を含む総額100億円超の土地を確保し、「再来期(26期)分の仕入れもほぼメドが付いた」(服部社長)という。今後は総戸数100戸を超える大型マンションを年に数棟のペースで建設する方針だ。  

 地方戦略では、東京から距離的に近い名古屋で来期中に事業の足がかりを得る。投資用1Rマンションの1棟販売という得意のスキームを名古屋市の中心3区(東、中、千種)に持ち込む。初弾物件は現時点で未定だが、単身者の居住需要が強い駅徒歩10分圏内で開発や販売を展開する。ファンドへの1棟売却なども視野に入れている。服部社長は「名古屋以外にもいい案件があれば挑戦したい」としている。(日刊不動産経済通信)

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