ワールドレジデンシャルは、不動産資産を有効活用した企業買収で事業承継を解決する「不動産M&A」に取り組む。経営者の高齢化や後継者の不在など事業承継が困難になった企業に、グループ企業で人材の雇用を確保した上で、保有する不動産資産を活用して企業価値を高めてからM&Aを行う。小規模な不動産は、デベロッパーの見地から隣地と合わせた中規模ビルへの建て替えなどの有効活用で資産価値を向上してから買収を行うことで、事業承継の問題を抱える企業を支援する。
 「不動産M&A」事業では現在、東京都内を始めとして、全国で9件のプロジェクトを進行している。買収される企業の従業員は、ワールドホールディングスのグループの人材派遣会社ワールドインテックで雇用を確保しながら、希望の転職の斡旋などを行う。買収に当たって3カ月程度を見込むデューデリジェンスの期間中に、デベロッパーの見地から小規模な土地を、隣地との一体開発で中規模ビルに建て替えるなど土地のポテンシャルを最大に引き出す有効活用に取り組み、資産の評価額を向上させる。その後、ワールドレジデンシャルが株式の買収を実施するため、事業の廃業にかかるコストを削減しながら従前の経営者の手元に残る現金も増やすことができる。
 ワールドレジデンシャルは、グループのスケールメリットを活用して、不動産資産を保有し、事業承継で問題を抱える全国の企業を対象に、「不動産M&A」を積極的に展開していく。都心では中規模ビルの需要が高く、既に千代田区神田須田町や港区御成門で同じスキームによる買収を成功させている。(日刊不動産経済通信)

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