(提供:日刊不動産経済通信)三井不動産レジデンシャルと三菱地所レジデンスが東京・三田で販売する新築分譲マンション「三田ガーデンヒルズ」(総戸数1002戸)のうち、2月から7月にかけて供給した1期合計約700戸の平均坪単価が1300万円であることが三井不動産への取材で分かった。最も引き合いが強かったという敷地南端にある同社の最上位ブランド「パークマンション」棟のみの平均坪単価は1700万円。販売価格は1億500万~45億円。専有面積376㎡で最高価格となる45億円のペントハウスも7月までに成約した。
三井不動産が20日にモデルルームを報道に公開した。広報担当者の説明によると、1期約700戸は1~5次に分けて供給した。1期成約のうち実需は8割で2割は投資。外国人の購入は1割程度で日本人の購入が大部分を占める。居住地の内訳は開示していない。敷地西端にある低層の「WEST HILL棟」(総戸数1002戸、8階建て)の2期1次販売を11月上旬に始める。販売戸数や価格などは未定。15日から予約制の事前案内会を開いている。
分譲マンションでは港区最大の敷地面積となる約2・5万㎡の土地に14階建て(一部8階建て)の大規模マンションを建てる。間取りは1R~4LDK。専有面積は29㎡台~370㎡台。昨年10月にモデルルームを開設した。11月に販売を始める低層棟は断熱や採光、排熱などの環境性能を特に高め、自然素材を多用。一次エネルギー消費量削減率最大53%を実現した。立地は東京メトロ南北線など麻布十番駅徒歩5分。25年3月の竣工、26年1月の入居開始を予定している。