スウェーデンハウスは、ウェブ上でのバーチャル内覧サービス「VRモデルハウスウォークスルー」の公開を20日から始めた。野原ホールディングス(東京・新宿区)との共同開発による新型サービスで、全国の常設モデル約75棟を案内付きで見学できる。
共同開発は昨年2月から始まり、5月に関東7モデル棟の3Dウォークスルー内覧を実装した。コロナ禍でGW期間のモデル棟来場者が前年同期比95%減となるなかでサービスを強化し、9月から全国のモデル棟を網羅した。昨年度のVR見学を除いた現物モデル棟の来場予約は19年度比113%増の1665件に増え、業績にも反映されて販売棟数は1割ほど増した。VR内覧を経て現物モデル棟に来場した購入検討者の成約率は10%ほどで、従前の来場者のおおむね3倍超の水準に達する。
今回から内覧希望者がモデル棟の所在地やライフスタイル志向、建物外形などから好みのモデル棟を検索して選び、3Dの独自キャラクターとスウェーデンの民族衣装を着た等身大のスタッフ2名が接客するVR案内により、内覧する仕様になった。営業担当に代わってVR上で住宅性能やデザイン、間取り・設計などの詳細を内覧とともに伝えるキャラクターを置いたことで、内覧者任せの3D見学では見逃しやすい天井高の体感や、同社の戸建て住宅が標準装備する高気密・断熱性能の3重ガラスの窓サッシなど、技術面の強みを訴求することも可能になり、より総合的・効率的に商品をアピールできるのが特徴。今後は低層賃貸住宅モデルの追加などを検討しており、サービスを拡充していく方針。(日刊不動産経済通信)
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