アキュラホームは、川崎市に木造軸組工法の5階建てモデル棟(延床面積405・5㎡)を建設する。建物は店舗と事務所、住宅の複合用途とする。竣工時期は今年の夏頃を予定。
建設計画地は、川崎市川崎区日進町22-7の川崎住宅公園内。24年の竣工を見込む純木造8階建て・高さ31mの新本社屋を旗艦モデルとして同社が提唱する「純木造ビル普及プロジェクト」の一環。特殊部材や特殊構法を用いず一般的な木造軸組工法で建設することで、全国各地の工務店による施工が可能な「普及型」の先行モデルと位置付ける。
耐火・耐震性能の確保と木造化による建築費用上昇の抑制を両立させる方針。価格面では、従来の中大規模木造建築物と比べ約3割減、同規模のRC造やS造と同等の価格帯に抑えるのが目標だ。昨年設立した新会社のアキュラホームベトナム(ハノイ市)に設計積算と構造計算を移管するなどして、コストダウンを図っていく。(日刊不動産経済通信)