無人ストア事業を展開する600株式会社(東京・千代田、 久保渓社長)は、 マンション専用の新・無人ストアサービス「Store600」(ストアろっぴゃく)をリリースした。従来、無人では提供が難しかった ミニショップ・カフェなどの共用施設を無人化、コストを抑えるとともに、コンパクトなマンション共用部でも展開できるよう、省スペース化を実現した。
「Store600」は、商品をスマートロックで施錠・解錠可能な筐体内に置き、 専用アプリによるキャッシュレス決済によって提供する仕組み。 既に日鉄興和不動産、三井不動産レジデンシャルが分譲したマンションに納入済み。筐体・アプリは今後アップデートを予定している。
600株式会社は17年6月創業、これまで オフィス向けミニ無人コンビニ「600」や、自販機DXを支援する AIを用いた自販機訪問最適化システム「Vending Hero」を運営。 徒歩1分圏内の「半径50m商圏」に的を絞った無人ストア事業を展開している。今後「Store600」の普及を促進させるため、デベロッパーや管理組合、マンションに商品を展開したい商材メーカーなど、事業パートナーを募っていく。