(提供 日刊不動産経済通信)京浜急行電鉄が川崎市で開発している分譲マンション「プライム川崎小島新田」(総戸数116戸)の販売が好調だ。21年11月の販売開始から84戸を供給し、74戸に申し込みが入った。京急大師線の始発駅の駅近物件で、川崎駅周辺などより手頃な価格感から、地元に在住する30歳代の実需を中心に、順調な進捗をみせている。平均坪単価は230万円。
同物件(川崎市川崎区江川1―12―1)は、京急大師線・小島新田駅から徒歩4分の立地。敷地面積3934・71㎡、RC造7階建て、延床面積8470・45㎡。竣工、引き渡しは9月下旬を予定。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。アウトフレーム工法としてディスポーザーや食器洗い乾燥機も設置。共用設備としてカーシェア・レンタサイクルが利用可能で、近くのホテルと宿泊やビジネスラウンジ、ジムなどの利用が特別料金でできるサービスも導入する。
来場は360組。年齢別では30歳代の比率が最も多く、半分近くを占める。居住地別では、地元の川崎市川崎区が約半数で、東京・大田区が続く。京急線沿線の一次取得のファミリー層が多い。
川崎市内では10月下旬に、京急本線・京急川崎駅から徒歩6分の好立地で「プライム川崎」(総戸数199戸)の販売開始を予定。反響は、受付開始から約2カ月の6月下旬で500件超を獲得。川崎市が約40%、横浜市は約20%、大田区で約15%と中広域から関心を集めている。9月上旬をメドに事前案内会を始める見込み。京急は沿線を中心に着実なマンション事業を展開していく。なお、22年は新築マンション購入者がデベロッパーを評価する「SUUMO AWARD」で優秀賞を初めて受賞した。