大阪地盤のネクサスエージェント(大阪市、岩田講典社長)は、共同投資サービス「みんなの年金」を15日付でリリースした。第1号案件は、東京・板橋のワンルームマンションの一室を不動産特定共同事業により取得するもので「1号ファンド」として3月1日より販売を開始する。1口出資額は100万円、募集総額は400万円で「低リスク、低コスト、低労力で資産運用を始めることができるサービス」(ネクサスエージェント)であるとしている。
「みんなの年金」はネクサスエージェントが不動産特定共同事業者となり、同社と匿名組合契約を結んだ複数の事業参加者から出資を募り、 その資金でワンルームの1室などを取得し、 賃貸収入などから得られる利益を出資額に応じて配当するスキーム。今後もワンルーム不動産を中心に、「10万円から投資できる」ことなどをアピールし事業拡大していく方針。
事務処理などのIT化により、申し込み手続きを簡略化しコストを抑える。投資家は郵送で出資申込書と本人確認書類を提出し、ネクサスから返信用封筒で契約書類一式を送付、投資家が出資金を振り込むだけで契約は完了する。完全非対面化により申込手数料は「0円」としている。なお相続にともなう名義変更や第三者への譲渡の手続きに関しては手数料が発生する。
同ファンドは、 東京都板橋区板橋の賃貸マンション一部屋の運用となる。交通は 都営三田線「新板橋駅」徒歩3分、 JR 埼京線「板橋駅」徒歩7分。
<物件概要>
物件所在地 : 東京都板橋区板橋
構造 : 鉄筋コンクリート造陸屋根
総戸数 : 18戸
募集期間 : 2021年3月1日~
募集金額 : 400万円(100万円は弊社劣後出資)
1口出資額 : 100万円
予定年利回り : 8.0%
配当サイクル : 年6回(初回配当7月15日)
予定運用期間 : 2021年5月1日~2022年4月30日