投資用マンションのタスキ、IoT対応1棟売り早期成約―「不動前」に反響5倍、次弾も複数準備
タスキ

 投資用マンション開発・販売のタスキ(東京・港区、村田浩司社長)が先月販売を始めたIoT対応型1棟売り物件の「タスキsmart(スマート)不動前」(東京・品川区、総戸数8戸)が発売から1カ月経たずに成約した。販売価格は2億9000万円(税込)。東急目黒線・不動前駅徒歩2分と立地が良い上、家具・家電付きで転居費用を抑えられることなどが多くの投資家らに訴求し、過去に販売した同規模の投資用マンションの5倍程度の反響があったという。  

タスキスマート不動前

 不動前の物件は15日に竣工したばかり。建物はRC造4階建てで全戸が角部屋。外観は欧州の古城をイメージし、ヴィンテージ調のタイルや装飾金物などを配置した。間取りは1DK、専有面積は24・83㎡。オール電化を採用し、スマートフォンで部屋の照明やエアコンを操作できるようにした。居室とキッチンには冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、43V型テレビ、ベッド、机など生活に必要なほぼ全ての大型家具・家電を備え付けた。浴室には防水テレビもある。  単身女性も安心して住めるよう共用部にオートロックや宅配ボックス、防犯カメラを設置。設備や家具などを充実させた分、月額家賃は13万4000~13万7000円と相場よりもやや高めの設定。満室時の想定表面利回りは約4・5%。所在地(地番)は品川区西五反田5-499-25。  6月に同シリーズの「江戸川橋」も竣工予定。都内の亀有や森下、四谷三丁目などでも開発を準備している。同社によるとコロナ禍で昨年後半以降、仕入れ実績が急増した。飲食店などが抜けた好立地のビルが多く、件数は上期の12件に対し下期は30件と倍増した。(日刊不動産経済通信)

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