(提供:日刊不動産経済通信)And Doホールディングスは、老後の不安や住居・資金対策などに関するインターネット調査を、50歳以上の全国の950人を対象に9月11~24日の期間で行った。老後について「不安を感じる」「少し不安を感じる」を合わせると、持ち家に居住する層(768人)のうち78・2%、賃貸に居住する層(182人)で85・1%が回答した。主な不安の内容を聞くと、「健康面」が持ち家層で77・7%と最多で、賃貸層は81・2%で2位だった。「生活資金(生活費・税金等)」は持ち家層が70・5%で2位だった一方、賃貸層でみると87・2%で最も多い回答だった。
調査で、必要な1人当たりの老後資金を質問したところ、「分からない」とした回答を除くと、持ち家層は「1000万円台」が20・6%で最多、「2000万円台」が20・2%でほぼ並んだ。次に「1000万円未満」の11・6%と「3000万円台」の10・2%が続いた。賃貸層では「1000万円未満」が19・4%で最も多く、「2000万円台」の16・6%で続き、「1000万円台」は13・1%だった。なお、「分からない」の回答は、持ち家層で23・4%、賃貸層で34・9%と物価の高騰などから高かったとみられる。
現在準備できている1人当たりの老後資金を尋ねると、持ち家層は「1000万円未満」が28・4%、賃貸層も「1000万円未満」が37・1%とともに最多だった。また、「準備していない」は持ち家層で9・6%の一方、賃貸層は25・1%と多くみられた。
持ち家層への住まいに関する不安は、「建物の老朽化」が48・1%、「修繕・リフォームの心配」が34・6%。また、「リースバック」や「リバースモーゲージ」の認知度は、それぞれ20%強だった。