ロードスター、クラウドファンディング(CF)累計投資2百億円超―募集金額拡大、コロナ禍で資金需要も増

 ロードスターキャピタルが展開する不動産特化型クラウドファンディング(CF)サービス「オーナーズブック」の累計投資額が昨年12月に200億円を超えた。14年9月にサービスを開始し、投資する個人と資金調達したい企業の両方の需要を獲得。6年余りで会員数は3万5000人を超え、個人の投資リピート率も約8割と支持層を広げている。
 オーナーズブックは国内初の不動産特化型CFとしてスタート。スマートフォンなどで1口1万円から投資できる手軽さが受け、比較的若い世代を中心にファンを増やした。主な投資対象エリアを東京23区に絞り、当初はオフィスとマンションのみを扱っていたが、近年は商業ビルや駐車場、用地、エクイティ型など案件を多様化。1件当たりの平均募集金額は開始初年の825万円が昨年には2億1482万円となり、6年強で約25倍に拡大した。募集金額が最も高かったのは18年12月に投資を募った「港区オフィス・商業素地第1号ファンド第1回」(募集総額11億10万円)で、3053人から満額を集め19年1月25日に投資を実行した。
 投資を実行した件数も右肩上がりだ。開始初年の14年は4件だが、15年は12件、16年23件、17年41件、18年50件、19年43件と増加。20年は2~6月に国策で新型コロナ対応の特別貸付が行われたことや、感染拡大の影響を見極める必要が生じたことなどから案件組成を控え、投資実行件数は20件に減った。だが昨秋頃から組成を再開したところ、コロナ禍で企業の資金調達需要が高まっているせいもあり、案件数・投資実行件数ともにV字回復したという。案件組成の頻度は時期にもよるが月に数件程度で、今後増やす予定という。(日刊不動産経済通信)

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