パナホーム、マレーシアで大規模分譲マンション竣工 ―30階超え総戸数1202戸の建築請負

(提供:日刊不動産経済通信)パナソニックホームズがマレーシアで建築請負を手掛けた大規模分譲マンション「NEXUS(ネクサス)」(総戸数1202戸)がこのほど竣工した。首都クアラルンプール中心地から約20㎞のカジャン地区に位置し、MRT線・Kajang駅から徒歩2分と駅近の立地。販売価格は日本円換算で1185万~2550万円。すでに完売済み。購入層はマレー系や中国系が多い。今月中に施主に引き渡しを行う。

総開発面積23万4828㎡の敷地内において、建物はA・Bブロック(RC造各31階建て、全786戸)とCブロック(RC造32階建て、全416戸)で構成。A・Bブロックは低階層が同じ建物で途中で建物が分かれる構造となる。間取りは2~3ベッドルームと2バスルーム、専有面積は72~95㎡。共有スペースにはバスケットコートや公園のほか、会議室や多目的ホール、キッズルームなどを配置する。同社の現地子会社と現地パートナ企業で設立した建築請負事業会社のパナソニックホームズMKHマレーシア社が担当。同社がマレーシアでマンションの建築請負事業を行った2件目の物件となる。

12年にマレーシアで住宅事業を開始し、戸建て住宅の建築請負を中心に現地で住宅を供給する。マンションの建築請負事業は、17年に竣工したクアラルンプール市内のセントゥールエリアのマンション(総戸数500戸)からスタート。現在はマレーシアで同社の分譲開発事業の第1号となるマンション「MIRAI Residences(未来)」(4棟・全1496戸)が24年4月に竣工を予定。約8割となる1216戸が契約済みとなった。これらのマンションが完成すればマレーシアの戸建て住宅・マンションの供給総戸数は5000戸に達する見込み。

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