(提供：日刊不動産経済通信）大和ハウス工業は、英国ロンドン市で分譲マンション「エレファント パーク プロット エイチイレブンビー プロジェクト」の建設工事にこのほど着手した。同社にとって英国で初の分譲マンション開発プロジェクト。タワー棟と中高層棟の２棟（総戸数２５９戸）の２棟を建てる。竣工は26年６月を予定。
場所はロンドン市サザーク区エレファントパーク。ベーカールー線・エレファント＆キャッスル駅から徒歩５分の立地。敷地面積は２２７３㎡。タワー棟はＲＣ造25階建て、高さは81ｍ、中高層棟はＲＣ造11階建て、高さは39ｍ。間取りはワンルーム～３ベッドルーム、専有面積は36～92㎡。共用スペースには、ジムやコワーキングスペース、屋上のラウンジ・ガーデンなどを設置。また入居者専用のプライベートガーデンも整備する。１階には店舗スペースとして計２区画を設ける。販売価格は未定。入居開始予定は中高層棟が26年３月、タワー棟が26年６月。ロンドン市中心部（シティ・オブ・ロンドン）まで約２㎞の位置にあるため、通勤を伴う若年のファミリー世帯や共働きの層などを入居者のターゲットとする。
プロジェクトは、同社の現地法人と豪州シドニー市に本社を置くレンドリースコーポレーション（レンドリース社）の英国現地法人で共同で進める。レンドリース社が２０１０年から開発する複合開発「エレファント パーク プロジェクト」の開発地内に整備される。複合開発のプロジェクトは、現在までに賃貸・分譲マンション９棟の約２６００戸が開発される。近隣では駅前の再開発が行われ、スーパーマーケットやスポーツジムなどが続々とオープンしており、28年までには大型の複合商業施設も竣工する。
