阪急阪神不、中型オフィスをシリーズ化 ―年2、3棟を開発、初弾は「新御徒町」

(提供:日刊不動産経済通信)阪急阪神不動産は首都圏で開発する中規模オフィスビルをシリーズ展開する。ブランド名は「SUITE(スイテ)」。これまで首都圏ではオフィスビルの開発をあまり手掛けてこなかったが、今後同シリーズで年間2、3棟の開発を行う。長期保有か売却かは物件ごとに判断していく。初弾は東京・台東区で開発する「スイテ新御徒町」(延床面積約3960㎡)と、横浜市で開発する「スイテ新横浜」(約1万3200㎡)。2物件とも将来的な売却を想定する。

名称の由来は「好いて」で、コンセプトは「働く場に、おもてなしを。めざすのは永く愛されるオフィス。」。街の個性や立地の特徴を生かして、オフィスの外観や仕様を決め、街と人のつながりを深めていく。集中できる執務スペースのほか、入居者専用のラウンジや屋上テラス、カフェやクリニックなど、さまざまな機能を導入していく。

「新御徒町」(台東区台東4―3―4=地番)は、都営地下鉄大江戸線とつくばエクスプレスの新御徒町駅から徒歩1分の立地。敷地面積は約590㎡。S造8階建てで、フロア面積は約460㎡。25年春の竣工を予定する。歴史的な街並みに馴染むようファサードや屋上テラスのデザインの一部に木材を使用する。「新横浜」(横浜市港北区新横浜3―7―8ほか=地番)は相鉄・東急新横浜線の新横浜駅から徒歩2分、JR線の新横浜駅から徒歩5分の立地。敷地面積は約1370㎡。S一部RC造地上14階地下1階建てで、フロア面積は約650~710㎡。竣工は25年秋を予定する。オフィスらしさを保ちつつ、入居者や来訪者の憩いの場となる屋外空間を計画する。

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