UR、光が丘団地で新常態リノベを始動―家事・在宅仕事を合理化、ウェブ内覧も

 都市再生機構(UR)は家事や在宅仕事を合理化する新たな切り口のリノベーション事業に乗り出す。光が丘パークタウン(東京・練馬区)に初弾となる2戸の改修住戸が完成。共働き世帯の増加や新型肺炎の感染拡大などで生活様式が変わりつつあるなか、台所脇に勉強机を置いたり、物干しや収納付きの洗濯室を作ったりして暮らしやすい部屋を実現した。完成した2戸の入居申し込みを来年1月14日から受け付ける。反響をみて他物件にも同様の改修を検討する。
 改修を終えたのは都営大江戸線・光が丘駅徒歩7分の場所にある「光が丘パークタウンいちょう通り八番街」(管理総戸数409戸)の2戸で、間取りはいずれも2LDK。URの女性職員を中心とする社内チームが自らの生活体験に基づくアイデアを出し合い、家事や仕事、子育てを効率的に行える間取りや設備を体現した。
 例えば、洗濯と収納、仕事と料理などを並行して行えるよう家電の配置や室内動線を工夫した。リビングと一体的に使える個室や、好きな家具を置いて食事や仕事、休憩など多用途に使えるスペースも確保した。大型の壁面収納や紙の資料などを掲示できる磁石板、室内に物干し竿を通せる吊り金具を配置。調湿機能のある壁材や汚れにくい床材なども採用した。
 月額賃料は301号室(71・66㎡)が18万9300円、205号室(61・52㎡)が16万500円。1月14日からウェブで入居申請を募り、2月9日に抽選で入居者を決める。入居開始は3月上旬を予定。1月14日から2月2日までUR物件では珍しいウェブ内覧会も行う。所在地は練馬区光が丘3-8-11ほか。
日刊不動産経済通信 

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