(提供:日刊不動産経済通信)スターツデベロップメントは東京・荒川区の新築分譲マンション「アルファグランデ日暮里」(44戸)の販売を10月下旬に始める。1期の戸数と坪単価は調整中だが、坪単価は駅周辺相場の360万円から少し上乗せする方向。免震構造を採用し、全戸が角住戸となる中規模レジでは希少な物件。8月27日に開設したモデルルームは、10月中旬まで土日祝日の来場予約が埋まっている。
同物件(荒川区東日暮里3-243-1ほか)はJRと京成本線の日暮里駅徒歩10分、JR常磐線・三河島駅徒歩5分。日暮里駅東側の尾竹橋通り沿いにある。RC造地上12階建て。間取り1LDK~3LDK、専有面積43・71~64・85㎡。施工はスターツCAM、管理はスターツアメニティーが担当する。24年1月下旬の竣工、同3月下旬の引き渡しを予定している。
外観は、古くから織物産業が盛んだった地域の歴史を踏まえ、水平・垂直ラインを強調し反物を想起させるデザインとした。専有部分は柱と梁が室内に張り出さない工法を使用。廊下は内廊下で、各階の廊下にフロア住戸分の防災備蓄倉庫と置き配ボックスを兼ねた収納空間を設置する。エントランスは1・5階分の天井高とし、ステンレス製のすだれが付いた開口部分と木材調素材の勾配付き天井、石材調の壁で高級感を出した。駐車場は5台分を用意する。
反響は荒川区内からが2~3割にとどまり、同区以外の23区内からが大勢だ。世帯は30歳代前半の単身者とパワーカップルが中心。販売を担う営業所長は「三河島駅前など近隣の2カ所で駅前再開発が進行中で、リセールとなった場合に有利だと考える人が多い様子だ」と話す。