大東建託が16日に発表した「いい部屋ネット コンシャスな街ランキング2020〈全国版〉」によると、仕事を中心にしたライフスタイルを重視する人たちが選ぶコンシャスな街(自治体)は1位が沖縄県中頭郡北谷町、2位が東京・港区、3位が大阪市北区。コンシャスな街(駅)1位が東京メトロ南北線・麻布十番G、2位が東京メトロ銀座線・表参道、3位が京王井の頭線・神泉だった。
調査企画・設問設定・分析は同社の賃貸未来研究所が行った。恒例の住みここち調査が普通に暮らす上での住みここちを主題にしているのに対し、ワークライフインテグレーションの上で「多様な人々がいて、刺激的な街」「出会いとチャンスがある街」をコンシャスな街とした。G(グループ)は2つの近接駅を統合、A(エリア)は3つ以上の近接駅を統合した表記。
コンシャスな街(自治体)の4位以降は東京・中央区、同・渋谷区、神戸市中央区、東京・新宿区、福岡市中央区、横浜市西区、東京・千代田区で、10位中の半数を東京23区が占めた。1位の沖縄県北谷町は沖縄の代表的な観光地で商業施設も充実する。居住者の3割は米軍基地の関係者。「様々なチャンスがある」「街の多様性」などの設問で高評価を得て、総合偏差値は80・6に達した。コンシャスな街(駅)の4位以降は東京メトロ丸ノ内線・新宿御苑前、同日比谷線・六本木、阪急京都線・烏丸G、小田急線・下北沢、東京メトロ千代田線・赤坂A、地下鉄七隈線・薬院大通、JR東西線・南森町Gと続いた。上位10駅中7駅を東京23区の駅が占めた。
調査時期は3月17日~4月3日で、回答数は19万件弱。今後も年1回のペースで発表する方針。
日刊不動産経済通信