地所レジ、青山に職住一体賃貸第4弾 ―8階にラウンジ、横浜など都心以外にも

(提供:日刊不動産経済通信)三菱地所レジデンスは、居住者が24時間使えるコワーキングスペースと屋上テラスを8階に併設した賃貸マンション「ザ・パークハビオ SOHO南青山」(東京・港区、49戸)を竣工させ、4日に現地を報道関係者に公開した。在宅仕事に対応した「SOHO」シリーズの第4弾。立地は東京メトロ銀座線など各線の表参道駅徒歩10分。間取りは1R~2LDK、専有面積は24・37~59・66㎡。賃料は1Rが16万円から、1LDKが22万円から(管理費込み)。同社は「このシリーズを都心に加え郊外にも展開したい」考えで、次弾をJR関内駅に近い横浜市中区羽衣町に準備している。

東京の大手町(内神田)、代々木公園、祐天寺に続くシリーズ第4弾。今回は南青山7丁目交差点に面した低層住宅跡地を取得し、地上12階建てのマンションを建てた。建物の角に丸みのある直線的な外観が特徴。既存物件には1階にコワーキング、屋上にテラスを付けたが、今回は8階にそれらを集約した。具体的には4つの個室ブースと12人入れる会議室で構成するコワーキングと、都心の風景を見渡せるテーブル・ソファ付きの屋外テラスを設けた。8月下旬に入居者募集を始め、4日時点で6戸に申し込みが入った。属性は渋谷に勤務する会社員や会社役員など。賃料が最も高い部屋は2LDKで58万円。

同シリーズは将来的に売却することを前提に展開しており、竣工した「南青山」も稼働率を高めて売却する予定だ。初弾の「大手町」は三菱地所に売却した。既存物件の入居率は、大手町と代々木公園はそれぞれ90%台、祐天寺は55%程度となっている。

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