スターツ、ホーチミンにサービスオフィス ―ベトナム初、日系企業の引き合い集める

(提供:日刊不動産経済通信)スターツコーポレーションのベトナム拠点のスターツインターナショナルベトナムは、海外で3拠点目、ベトナム初となるサービスオフィス「COCOROホーチミン」を、ベトナムのホーチミン市で24年2月1日に開業する。日系企業からの需要が高く、1日からの入居申し込みでは約10件の問い合わせがあり、うち1件は入居が決まった。

所在地はホーチミン市1区。地上35階地下5階建てのオフィスビル「The Nexus」の10階に入居する。同市中心部のオフィス街に位置し、24年には徒歩1分の立地に地下鉄1号線・Bason駅が開業予定だ。サービスオフィスの延床面積は約500㎡。会議室21室、コワーキングスペース、パントリー、リフレッシュスペースなどを設け、仕事内容などに合わせて働く場所を変えるアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)に対応する。家具やインターネット回線も設置済みで、約100人がすぐに働ける環境だ。スターツインターナショナルベトナムのホーチミン支店仲介部門のオフィス(延床面積約75㎡)も併設する。

スターツのサービスオフィスブランド「COCORO」は、海外では中国の上海市とミャンマーのヤンゴン市で出店済み。両国の事例ではスタートアップ企業を中心とした日系企業からの引き合いを集めていて、ホーチミンでも同様の傾向にある。コロナ禍からの回復に伴い、一時期停滞していた日系企業による東南アジア拠点の拡大やスタートアップ企業の進出が加速しつつある。

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