(提供 日刊不動産経済通信)タカラレーベンが5月12日に1期販売を始めた小田原駅西口徒歩1分の新築分譲マンション「レーベン小田原THE TOWER」(総戸数190戸)の売れ行きが早い。1期(62戸)登録受付期間の5月12~20日に販売戸数を大きく上回る150件の申し込みが入り、抽選を経て同23日に成約した。テレワークの普及なども追い風となり多くの都内在住者らが食指を動かした。7月上旬に2期販売を始める予定だ。
マンション建て替え円滑化法を活用し、市の優良建築物等整備事業で老朽ビルを建て替えた。施設規模はRC一部S造地上17階地下1階建て。地上1~3階は店舗で4~17階が住居。総戸数190戸のうち地権者らに割り当てる優先分譲住戸が72戸、非分譲住戸が38戸あり、それらを差し引くと実売戸数は80戸。
同社の営業幹部によると、4月16日にモデルルームを開設し、5月8日までの約3週間に370組が来場した。来場者の4割が市内、3割が小田原市を除く神奈川県内の在住者で、残る3割は都内に居住。東海道新幹線の停車駅前でのマンション供給は少ない上、テレワークが普及しつつあることもあり多くの都民に訴求した。購入目的は実需が8割、投資やセカンドハウスなどとしての取得が2割。モデルルームの来場者は夫婦が目立ち、年齢層は50歳代が多かったという。
一般販売分の間取りは1LDK~3LDK、専有面積35・9~82・56㎡。販売価格は公表していない。24年5月下旬の竣工、同6月下旬の入居開始を予定する。事業主は小田原駅前分譲共同ビルマンション建替組合。タカラレーベンは事業協力者として参画し、売主兼販売代理に。万葉倶楽部も共同売主となっている。