首都圏住みたい街、横浜が2年ぶり1位 ―長谷工ア、上位は交通と生活利便性評価

(提供:日刊不動産経済通信)長谷工アーベストは、首都圏総合と都県別の「住みたい街(駅)ランキング2023」の調査結果を公表した。「横浜」が2年ぶりに1位に返り咲いた。複数路線が通り都心と郊外の両方へアクセスが良い点や、商業施設が充実しているところなどが評価された。「武蔵小杉」(6位)と「川崎」(8位)、「調布」(8位)など、東京23区に隣接する郊外中核の街(駅)が昨年比で大幅にランクアップした。

アンケートは首都圏居住のモニターを対象に7月に実施。有効回答数は2854件。昨年1位だった「吉祥寺」は2位に後退し、昨年4位だった「大宮」が3位に上がった。昨年3位だった池袋は11位となった。上位に入った街はいずれも都心へのアクセスの良さと商業施設の充実さが評価された。4位の「浦和」は都心へのアクセスのほか、「教育水準が高く文教都市として住みやすく、住環境も良い」などの声があった。

昨年の20位圏外からランクアップした「武蔵小杉」は都心への通勤アクセスの良さと商業施設の充実さに加えて、「相鉄・東急直通線開業により利便性が良くなった」「防災の見直しが進んでいる」など評価する意見が挙がった。16位の「千葉」と「町田」、20位の「橋本」も20位圏外から大幅にランクアップ。「橋本」は27年のリニア開業に向けて、駅前のマンション開発やビルの建設が進み、街の発展への期待感が高まっている。

都県別では、東京23区で「恵比寿」が昨年の4位から1位に上がった。「閑静でありながら、アクセスが非常に良い」「都心だが、洗練された落ち着いた大人の街の印象」などの声があった。

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