家主の全国団体、全国賃貸住宅経営者協会連合会(ちんたい協会)は、『【家主さん向け】60歳以上の単身入居者の死亡時、簡便な方法で残置物を処分する方法を取りまとめたガイドブック』の配布を開始した。国土交通省が7日に入居者死亡後の賃貸借契約の解除と残置物の処分を可能とするモデル契約条項を公表したことに伴い、モデル契約条項の概要を整理して紹介したガイドブックとなる。
賃貸住宅の入居者が死亡した場合、賃貸借契約と残置物は相続の対象となる。そのため相続人と連絡が付かない場合に契約を終了させ、残置物を処理することが困難になるというリスクがあるため、家主は高齢者に賃貸住宅を貸しにくい状況にあることから、国交省がモデル契約条項を策定した。