サンフロ、事業不動産保証の新ブランド―手厚い調査・審査の安心感と敷金の削減

(提供:日刊不動産経済通信)サンフロンティア不動産は24日、子会社のSFビルサポートで店舗、オフィスを対象とした賃貸保証の新ブランド「TRI―WINS(トライウインズ)」の提供を始めた。累計約8000件の保証実績や5万社を超える調査情報による入居審査で、入居中の滞納保証から退去対応まで行う。ビルのオーナーの安心感を醸成し、設立から日が浅い企業や国内の実績の少ない企業へ、円滑な入居と敷金・保証金の削減につなげる。SFビルサポートの中村泉社長は、「今後はトライウインズへサービスを一本化していく」と語った。
 トライウインズは、1都3県のオフィス・店舗で保証サービスを提供する。代理店制度は用いず、ビルのオーナー、テナント双方に直接説明して、保証内容の理解を深めて契約する。保証開始時の調査・審査は、入居ビルの不動産価値を下げないことを基軸に実施。オーナーに向けて、業歴の浅い企業や個人事業主、外資系など判断の難しい入居申し込みをサポートする。テナントにとっては、保証による信用力向上に加えて初期費用の減額も可能。加えて、ビルの集客力向上や、テナントの事業資金の温存も見込める。保証委託料は、2年契約で賃料1カ月分をテナントが支払う。
 保証内容は、賃料・共益費・その他固定費の滞納分のほか、原状回復工事費用(賃料等固定費の4カ月分までを上限)なども含む。対象は建物明け渡し日までに生じた借主債務の未払い分の期間とする。保証限度額は、賃料・共益費・その他固定費(税込)の18カ月分。サンフロンティア不動産の齋藤清一社長は「都心のオフィスは中・小規模ビルに大規模ビルと異なった需要がある。オーナー・テナント支援に加えて社会課題も解決しながら、入居を促進したい」と話す。

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