世田谷区の空き家活用モデル「せたがや空き家活用ナビ」で初成約

東京都世田谷区の空き家所有者と活用したい様々な事業者がマッチングするウェブサイト「せたがや空き家活用ナビ」で、成約物件第1号が誕生した。

 第1号物件は、サービス開始初日から相談を受けた築44年の一般住宅で、所有者のサポートを開始して約4か月。結果、地元世田谷区の不動産事業者へ売却した。「せたがや空き家活用ナビ」への相談件数は 10 件とまだ少ない状況ながら、6件の案件化に成功。今回の成約案件を含む4件が契約にむけて進行している。

 同サイトは空き家マッチングプラットフォーム運営の空き家活用(東京・港区、和田貴充社長)が、 世田谷区との協定に伴い11月24日にスタートしたサービス。所有者の相談は無料で、所有者一人ひとりに空き家専門アドバイザーが担当。所有者の状況を把握して「物件カルテ」を作成したのち、「活用案」や「解決案」を登録事業者から募集。アドバイザーが事業者との間に入り、所有者が空き家をどのタイミングでどうしたいのかを具体化し、そのために必要な事をアドバイスする仕組み。

 売却先の事業者は、地元・世田谷区の不動産会社、チノテクニカルサービス(針原俊一郎代表)。売却を依頼した所有者は「相続後、何から手をつければ良いかわからず困っていた。素人が何の知識もなく不動産会社を探すとなるとやはり不安があった。このサービスは世田谷区がやっているという安心感があった。複数の会社から自分達の物件についての提案書を受け取ることができ、気になる会社とだけ話をすれば良かったので安心して進められた。実際に依頼をした不動産会社も機敏に、かつ誠実に動いて頂けた」とコメントしている。

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