長谷工、最上階住戸が木造の賃貸M竣工―浦安で208戸、今後も積極的に検討

(提供:日刊不動産経済通信)長谷工コーポレーションは、千葉県浦安市で開発中の都市型賃貸マンション「ブランシエスタ浦安」(総戸数208戸)を竣工させた。最上階は内廊下がRC造、住戸が木造のハイブリッド構造。同社がマンションの住戸部分を木造にするのは初めて。
 同物件(浦安市当代島1-30-4)は東京メトロ東西線・浦安駅から徒歩7分の立地。RC一部木造7階建て。1~6階は1K(184戸)と1DK(10戸)、7階は2LDK(14戸)。専有面積は1Kが21・45~22・16㎡、1DKが29・09㎡、2LDKが47・51~59・83㎡。独自開発した環境配慮型のコンクリート「H-BA コンクリート」を採用し、CO2排出量を11t削減。7階住戸を木造にしたことで108t削減した。ハイブリッド構造により工期は2カ月ほど延びたという。1階に入居者専用の無料のフィットネススタジオとシェアラウンジを整備した。
 勾配屋根を利用し最上階の住戸はロフト付きにした。2LDK住戸すべてに食洗器を備え付けた。7階の最大天井高は約3・2mにし部屋全体の開放感を高めた。月額賃料は1Kが8万5000~9万7000円、1DKが11万~11万7000円、2LDKが20万6000~25万2000円(申し込み済みの住戸含む)。2LDKの平均坪賃料は約1万4000円で、共用部の充実などにより周辺相場(1万1000~1万2000円)より高めに設定した。1Kと1DKは法人を中心に約9割が申し込み済み。2LDKは1月末にリーシングを開始し、すでに6戸に申し込みが入っているという。同社は今後も案件ごとにコスト面などを考慮しながら、木造の導入を積極的に検討していく。将来的には分譲マンションでの導入も視野に入れる。

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