(提供:日刊不動産経済通信)長谷工アーベストは、「住みたい街(駅)ランキング2022」(首都圏総合・都県別)の調査結果をまとめた。吉祥寺が3年ぶりに単独での1位を獲得。2年連続首位だった横浜は2位、池袋は前年の5位から3位になった。同日、近畿圏総合と福岡県のランキングも発表。近畿圏は西宮北口が9年連続の1位、福岡県も調査開始から5年連続で博多が1位だった。
首都圏総合ランキングでは、交通利便性と生活環境の評価が高い街(駅)が上位に並んだ。3年連続3位だった大宮と、中野が同率4位で、将来の資産価値や再開発の進展を期待する声があった。初のトップ10入りの川口(6位)は、交通や買い物の利便性に加え、「物価が比較的安く、住みやすい」「住宅の価格が東京と較べて手頃」との声があった。鎌倉(13位)や和光市(16位)など都心ターミナルへもアクセスでき、住環境の整う街も人気があった。都県別ランキングでは、23区は池袋が1位。街の整備に伴うイメージアップの声がある。神奈川県は横浜に次ぐ2位は鎌倉と川崎。埼玉県は大宮、川口に続く3位が浦和。千葉県の1位は船橋だった。
近畿圏総合では、西宮北口が1位を、大阪・梅田が2位を、それぞれ9年連続で獲得した。3位の三宮は、昨年の5位から上昇。京都(9位)や茨木(13位)、西宮(14位)を始めとしてJR神戸・京都線沿線の駅が多くランクアップしたほか、草津(12位)や和歌山(24位)など郊外エリアのJR沿線駅も人気が上昇した。福岡県では、博多に次ぐ2位が天神・西鉄福岡となり、姪浜が初めて3位に入った。