(提供:日刊不動産経済通信)明和地所は横浜市が実施した市有地売却の公募型プロポーザルで事業予定者に選ばれ、栄区笠間三丁目の開発用地を取得した。8月31日付で市と売買契約を交わした。取得価格は12億6164万6151円。工場跡地にマンションや複数の地域交流施設などを建て、地域共生を具現化する事業提案が評価された。市内の事業者らと跡地の開発に乗り出す。25年3月までに「ZEH-M オリエンテッド」の基準を満たすマンションを建設する計画だ。

 計画地は横浜市栄区笠間3-601-2ほか。99年に完成した「クリオ大船壱番館」(地上11階建て、116戸)の隣接地で、立地はJR大船駅徒歩11分。敷地面積は約5676㎡。用途地域は工業地域で建蔽率60%、容積率200%。明和地所は今春にZEH-Mオリエンテッドの基準を満たす新築分譲マンション「クリオレジダンス横濱綱島」(横浜市港北区、住戸99戸)を竣工させた。クリオシリーズで同基準を満たす物件は初めて。家庭用燃料電池や高効率空調、樹脂サッシなどの省エネ設備を採用し、植栽や水盤、建物配置などの工夫も凝らした。マンション向け家庭用燃料電池の「エネファーム」を全戸に導入した。

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