東京建物、都心の低層マンションを建て替え―円滑化法で地上3階建て・38戸に再生

 

 東京建物が権利者と推進してきた東京・品川区の低層マンション(地上4階建て)の建て替え事業が竣工した。法令上の制限が最も厳しい第一種低層住居専用地域内での建て替えで、地上3階地下1階建て・38戸のマンションへと再生した。
 同社によると、マンション建て替え円滑化法を活用し、東京都内で今年3月までに組合設立が認可された事業のうち、地上3階建て以下の低層マンションへの建て替えは今回が唯一だという。余剰容積を活用することで、1・5倍以上の住戸数を確保した。
 建て替え対象となったのは、東急大井町線・旗の台駅から徒歩7分に位置した1959年竣工の「平塚町住宅マンション」(23戸)。旗の台エリアは、緑も多く、戸建てや低層住宅が広がる住宅地だが、品川駅や渋谷駅にも近い立地。品川区内でマンション建て替え円滑化法が適用されたのは初めて。従前の建物はSRC造の地上4階建て、延床面積は1334㎡、高さは12mだった。間取りは3DKで、平均の専有面積は46㎡。指定容積率は100%だった。
 東京建物は16年に事業協力者に選定され、18年10月に建替組合が設立された。権利変換計画の認可を経て19年4月に既存建物の解体工事に着手した。建て替え後は「ブリリア旗の台」となり、権利者住戸以外の住戸は来春、同社が分譲する予定。建て替え後の延床面積は2794㎡、間取りはスタジオ~3LDKで、専有面積は32~74㎡台。高さは10m。
 同社は複数の建て替え事業を現在推進中で、東京・竹芝の大規模マンション1棟の建て替え事業や東京・練馬区の大規模団地の一括建て替えも手掛けている。

2020/11/18 日刊不動産経済通信

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