(提供 日刊不動産経済通信)東日本不動産流通機構は19日、4~6月期の首都圏の不動産流通市場動向をまとめた。期中の中古戸建ての成約件数は前年同期比14・6%減の3489件だった。過去最高を更新した前年の反動減となったが、直近10年間でみると、前年に次ぐ高水準だった。中古マンションの成約件数は10・1%減の8974件で、直近10年間で上から7番目の低水準だった。マンション、戸建てともに前年を下回るのは4期連続となった。
中古戸建ての成約価格は前期(1~3月期)比1・4%上昇(前年同期比10・0%上昇)の3734万円と、8四半期連続で前期を上回った。新規登録件数は1万2567件。成約物件の平均築年数は21・53年で前期より0・71年上昇した。築年帯別の成約件数の構成比をみると、築31年以上の比率が25・7%と前期より2・0㌽拡大した一方、築0~5年の比率は10・4%で前期より1・0㌽縮小した。成約件数はすべてのエリアで前年同期を下回り、東京都区部が12・0%減の616件、東京都多摩が15・2%減の484件、埼玉県が13・5%減の754件、千葉県が9・8%減の728件などとなっている。
中古マンションの成約価格は前期比3・6%上昇(前年同期比11・0%上昇)の4258万円と、8四半期連続で前期から上昇している。前年同期を上回るのは12年10~12月期から39四半期連続。新規登録件数は4万2214件だった。成約件数はすべての地域で前年同期を下回り、都区部が2・7%減の3955件、多摩が14・6%減の834件、横浜市・川崎市が17・4%減の1491件、埼玉県が16・3%減の1013件、千葉県が12・9%減の1069件などだった。
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