【首都圏マンション・22年6月の動向】平均価格6450万円 23区平均は8100万円超 大宮・羽沢横浜国大など郊外タワー好調 不動産経済研究所
大宮スカイ&スクエア ザ・タワー(出典=日鉄興和不動産)

不動産経済研究所が発表した22年6月の首都圏新築分譲マンション市場動向 によると発売は1.1%減の1917戸となった。エリア別で見ると23区、都下、千葉県が大幅に減少した。初月契約率は67.7%、4.8Pダウンで1月以来の60%台。平均価格は6450万円、㎡単価99.7万円。単価は3カ月ぶりの上昇となった。

発売戸数は1917戸で、対前年同月(1939戸)比22戸、1.1%減、対前月(2466戸)比549戸、22.3%減。初月契約率は67.7%、前年同月比4.8ポイントダウン、前月比では2.5ポイントダウン。(初月契約率=’22年5月70.2%、4月79.6%、3月75.2%、2月73.3%、1月58.4%、’21年12月73.5%。)

戸当り平均価格は6450万円、1㎡当り単価は99.7万円。前年同月比では平均価格は239万円(3.8%)のアップ、㎡単価は5.5万円(5.8%)のアップ。前年同月比では平均価格が2ヵ月連続のアップ、㎡単価は3ヵ月ぶりのアップ。

販売在庫数は6月末時点5072戸、前月末比274戸の減少(’22年5月末5346戸、’21年6月末6395戸)と極めて低水準の状況だ。

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即日完売物件(5物件217戸)

1 ル・サンク小田原栄町 1期 45戸 小田原市 5346万円 73.0万円 平均1.6倍 最高4倍

2 大宮スカイ&スクエア ザ・タワー 1期1次 159戸 さいたま市大宮区 8,575万円 115.1万円 平均1.7倍 最高15倍

他3物件。

即日完売ではないが、「リビオタワー 羽沢横浜国大」(総戸数357戸)のうち119戸を計上。郊外駅近タワーの販売は概ね好調に推移しており、これがエリアの価格の押上げにつながっている。6月の首都圏の超高層物件(20階以上)は13物件・543戸、契約率78.6%(前年同月は9物件219戸、契約率64.4%)となっている。

地域別平均価格・㎡単価

東京23区8,103万円、130.7万円(5.2%アップ、9.1%アップ)、都下5,405万円、78.0万円(17.4%アップ、11.6%アップ)、神奈川県5,214万円、83.6万円(2.2%ダウン、8.0%アップ)、埼玉県6,705万円、94.5万円(24.7%アップ、15.7%アップ)、千葉県4,358万円、62.7万円(4.2%ダウン、8.3%ダウン)。

埼玉が価格で神奈川を逆転したのは「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」の影響によるもの。

来月の発売戸数予測

2022年7月の発売戸数は2500戸程度の見込み(’21年7月1952戸、’20年7月2083戸、’19年7月1932戸、’18年7月2986戸)。

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