(提供 日刊不動産経済通信)東急不動産は、札幌市厚別区のJR千歳線・新札幌駅から徒歩6分の場所に、環境に配慮した新築分譲マンション「(仮称)ブランズ新札幌」(総戸数55戸)を開発する。「ZEH-M Oriented」を取得するほか、屋上に設置した太陽光パネルで共用部の電力の一部を賄う。
建設地は札幌市厚別区厚別中央3条4丁目。札幌市営地下鉄東西線・新さっぽろ駅から徒歩8分の距離。建物の規模はRC造地上15階建て。設計はゲイツコンセプトワーク、施工はイチケンが担当する。環境負荷を低減させる設計・仕様を取り入れるほか、全住戸の玄関前に大型宅配ボックスを標準設置するのも特徴。配達員が玄関前の宅配ボックスまで荷物を届ける。インターネットを利用した通信販売(EC)の拡大を踏まえ、生活利便性の向上を図るほか、再配達の削減により宅配業者の負担を軽減する。竣工・引き渡しは23年12月の予定。販売開始は来年度以降になる。
同社は現在、札幌エリアで複数の新築分譲マンションを展開している。中心部の中央区では、市営地下鉄東西線・西11丁目駅から徒歩3分のタワーマンション「ブランズタワー札幌大通公園」(地上29階建て、179戸)、同東西線・円山公園駅から徒歩4分の「ブランズ円山裏参道テラス」(地上11階建て、20戸)を開発している。札幌では商業施設の開発も進めており、市中心部のススキノラフィラ跡地では「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」として、「ZEB Ready」の認証を取得した環境配慮型のビル開発を行う。