(提供日刊不動産経済通信)国土交通省が創設した第1回まちづくりアワードの受賞者が決定した。実績部門の国土交通大臣賞には岐阜県飛騨市が選ばれ、構想・計画部門の同賞には兵庫県姫路市が選ばれた。6月14日に国交省で表彰式を開催する。
まちづくりアワードは、先導性や独自性に優れたまちづくりを表彰するもの。実績部門で国土交通大臣賞に選ばれた飛騨市は、人口減少を不可避と受け止めたうえで、地域の困りごとを交流の資源にする発想の転換を実施。地域住民の困りごとを発信し、全国の飛騨市ファンのボランティアとウェブ上でマッチングした。地域内外で多くの交流を実現し、農作物の出荷量増加と人手不足解消につなげたことが高く評価された。
構想・計画部門の国土交通大臣賞の姫路市は、10年先までの長期を見据えた「姫路市ウォーカブル推進計画」を策定。居心地が良く歩きたくなるまちなか空間の創出の計画を、丁寧なリサーチや社会実験から戦略的に策定したことが評価された。
このほか両部門には特別賞が選ばれた。特別賞の受賞者は下記の通り。【実績部門】大阪市高速電気軌道、On-Co(三重県桑名市)、さとづくり48プロジェクト(福岡県宗像市)、ジェイアール東日本都市開発、新潟県上越市、群馬県前橋市、リゾン(埼玉県朝霞市)【構想・計画部門】北海道砂川市、つかう.meet(愛知県安城市)、仲町商店街振興組合(福島県喜多方市)。
表彰式は、14日に国交省3号館8階特別会議室で開催される。大臣賞は午前10時30分から、特別賞は午後3時から。
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