マリモホールディングスは障がい者グループホーム事業に参入した。広島市から障害福祉サービス事業者の認可を取得し、同市中区に初弾施設となる「グループホーム SA-N-PO(三歩)本川町」(定員合計19人)を開設。身体・精神や知的、発達など各障がいを持つ人々を受け入れ、看護師らと24時間ケアする体制を整えた。
全国的に障がい者グループホームが不足するなか、中度・重度の障がい者を受け入れられる日中サービス支援型のグループホームを作った。短期入所の機能も併設している。市中心部にある7階建てマンションの2フロアを活用し、入所者が地域生活になじむ前段のプロセスを支援する。
マリモは「ソーシャルビジネスカンパニー」として社会課題の解消に貢献することを社是にしている。独自の経営指標に沿い、2030年時点でソーシャル(社会貢献)とビジネス(実業)の割合を50対50にするとの目標を掲げている。障がい者グループホーム事業はそのビジョンを具現化する取り組みの一環。まず中区の施設を軌道に乗せ、次の計画を検討していく。
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