長谷工不、「大田多摩川」が竣工前完売

 長谷工不動産が東京・大田区で開発している新築分譲マンション「ブランシエラ大田多摩川」(総61戸、管理事務室1戸含む)が竣工前に完売した。駅に近く河川敷に南向きの好立地が地元の支持を集めたほか、大田区内で分譲中の他の物件より割安感があり、コロナ禍で販売を中断した期間を経ても販売は順調に進捗した。平均坪単価は268万円。

 同物件(大田区南六郷3―23―6ほか)は、京急本線・六郷土手駅から徒歩6分の立地。敷地面積2016・25㎡、RC造15階建て、延床面積4897・94㎡。間取りは2LDK~3LDK、専有面積は63・79~68・04㎡。施工は長谷工コーポレーション。竣工は21年1月中旬、引き渡しは同3月上旬を予定。従前は、グループの長谷工コミュニティの研修施設と寮があった。

 販売は、19年10月20日に開始して20年9月29日に完売した。資料請求は926件、モデルルームへの来場は428件があった。年齢別では、ミキハウス総研の「子育てにやさしい住まいと環境」の認定を受けたこともあり、30歳代前半が25%、40歳代が25%など子育て世代のファミリー層を多く集めた。地域別では、地元大田区が55%。多摩川沿いでも全戸が河川敷に対して南向きという希少な立地で、六郷土手駅からの利便性も兼ね備えた物件として地元を中心に評価を受けた。また、同時期に分譲していた大田区のマンションは坪300万円台が多く、相対的に割安な価格も訴求した。コロナ禍を受けて4~5月はモデルルームでの販売活動を控えていたが、再開した6月以降は顧客の反応も良く、販売は順調に進んだ。

2020/10/30 日刊不動産経済通信

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