岡山で芸術劇場と一体の再開発タワマン―大京ら、反響5百件・1月にモデル開設

 大京と穴吹工務店は、岡山市で芸術劇場と一体で建設中の複合再開発タワーマンション「ライオンズタワー岡山千日前」(総戸数84戸、非分譲住戸15戸含む)のマンションギャラリーを、22年1月15日にグランドオープンする。来場受付を開始した14日から予約は順調に入り始め、10月7日開設のホームページは地元の富裕層を中心に反響が500件。にぎわいある中心市街地で、行政や地元と連携して大小複数の劇場も整備する再開発を進める。販売価格は、70㎡台・3LDK南向き住戸で4000万円台中盤から後半で検討中。
 同物件(岡山市北区表町3―23―118)は、岡山電気軌道東山線・西大寺町駅から徒歩4分の立地。全体の敷地面積は約8850㎡で、地上20階地下2階塔屋1階建て、延床面積約4万㎡のホール棟と事業棟を一体開発する。そのうち、事業棟の地上9~20階、延床面積5939・4㎡をマンションとして分譲する。間取りは2LDK~4LDK、専有面積55・87~86・42㎡。竣工は23年2月20日、引き渡しは同3月20日を予定。施工は竹中・荒木・小倉共同企業体。劇場や映画館などが連なった歴史とにぎわいある中心街の再開発で、岡山市北区に居住する富裕層などから、想定より多い500件の反響を獲得した。一般販売開始は22年3月初旬を予定。全住戸は高さ約38m以上で、バルコニー面積22・07~44・29㎡、奥行きが最大約2・7mの設えとして、抜けの良い眺望を生かす。
 ほかに事業棟では、1階に店舗とエントランス、2~4階は劇場フロア、5~7階にオフィスを設置。全体では1750名収容の大ホールを始め、演劇や音楽ライブなど様々な用途の複数のホールを整備する。(日刊不動産経済通信)

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