タスキ、CF参入・初弾の保育園公募へ―マザーズに上場、マンション事業を拡大
タスキ

 投資用マンション開発・販売のタスキ(東京・港区、村田浩司社長)は不動産投資型クラウドファンディング(CF)事業に参入した。専用サイトの「タスキFunds(ファンズ)」で20日に会員登録の受付を始めた。東京23区の自社開発マンションを中心に案件を組成する。認可保育園を対象とする初弾案件への出資を近く募る。1口10万円から投資でき、ウェブで手続きが完結する手軽さを売りに会員を増やす。同社は今月2日に東証マザーズ市場に上場したばかり。CF事業で顧客層を広げ、本業の収益拡大につなげる。
 タスキは13年8月に設立。IoT制御の投資用マンションの開発と一棟販売を主軸として、不動産会社などの給与前払いを仲介する「デイペイ」事業を展開してきた。新たにCFを事業メニューに加え、不動産投資に関心を持つ若い世代らも顧客に取り込みながら、屋台骨のマンション事業を成長させる道筋を描く。
 同社が扱うマンションは都内の駅に近い8~10戸程度の小型物件が中心。それらをローン負担が比較的軽く済む3億円前後で販売している。東京23区のうち品川、目黒、新宿での事業機会が多い。購入顧客の10~15%は中国や東南アジアなど海外の富裕層だという。
 同社が公表した20年9月期(19年10月~20年9月)の業績予想によると、売上高は前年同期比36・6%増の69億9300万円、経常利益は52・9%増の5億500万円、純利益は52・6%増の3億3800万円をそれぞれ見込んでいる。コロナ禍で春先に仕入れの活動が制限されたが、7月から9月にかけ不動産の換金需要が高まったこともあり、仕入れの好機が増えたという。

2020/10/26 日刊不動産経済通信

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