三井不動産レジデンシャル、賃貸レジで朝食・夕食提供 共用部にキッチンやランドリーを集約
パークアクシス錦糸町スタイルズ(三井の賃貸HPより)

(提供 日刊不動産経済通信)三井不動産レジデンシャルは、賃貸マンション事業で朝食や夕食を共用ダイニングで提供するほか、キッチンやランドリーなどの家事機能を共用部に集約した新商品を投入する。リモート会議用の個室やブース席も用意。専有部はコンパクトな空間とし、専有部と共用部の機能を大きく見直した。

 新サービスを導入するのは東京・墨田区の「パークアクシス錦糸町スタイルズ」(96戸)。4月中旬から入居が始まる。単身世帯が抱える課題として食事に着目した。単身者が1人分の自炊をするには時間や手間がかかり、外食だと費用がかさむため、共用施設のダイニングで朝食と夕食をワンコイン未満で提供する。ドリンクも用意する。朝食は4種類から選べ、夕食では定食や丼など栄養バランスに配慮したメニューを提供する。共用部にはシェアキッチンも備えており、調理機器や食器のレンタルサービスも導入する。自身の食器などを保管できる個人用収納ボックスも共用部に設置した。

 このほか、共用施設として予約制ランドリー(洗濯機や乾燥機)、テレワーク用の空間などを配置。従来は専有部に設けていた機能をシェアリングする。専有部でも快適に働けるよう、机や椅子など家具のサブスクリプションサービスも利用可能だ。一方、専有部はユニットバス、洗面、トイレを含め、約15~18㎡のコンパクトな間取りにした。

 建物では再生可能エネルギーを一括で受電し、専有部を含めた建物全体のグリーン電力化を行うほか、水光熱費を定額とすることで入退去時の各種手続きが不要となり、身軽に入退去できるようにした。賃料は平均12万3000円(共益費込み)、水光熱費は全戸8800円。

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