東急不、滋賀・南草津のマンション好調―ニューノーマル対応、坪210万円台
ブランズシティ南草津(東急不動産)

 東急不動産は、滋賀県草津市のJR南草津駅前で進めている都市近郊型の新築分譲マンション「ブランズシティ南草津」(地上14階建て、217戸)のモデルルームを報道関係者に公開した。ニューノーマル(新常態)を意識した物件で、オープン1カ月で約320組が来場するなど好調な滑り出し。販売平均坪単価は210万円台になる見込み。  

 滋賀県は人口増加が続いており、南草津駅は県内最多の乗降客数を誇る人気エリア。快速で京都や大阪にアクセスしやすいが、京都市中心部などと比べ分譲価格には手頃感があり、周辺エリアは今後、新築分譲マンションの供給が続く見通し。同社の関西主力エリアは大阪市内や北摂エリア、阪神間エリアなどだが、今回のような都市近郊型にも注力する考え。同社の池田智紀・住宅事業ユニット関西住宅事業本部販売部統括部長は「地元需要に加え、ニューノーマルに対応しており広域集客も可能な物件」と話す。  

 約100㎡のコワーキングスペースなど共用部を充実させているのが特徴。専有部の天井高は2・6mを確保。一部住戸のバルコニーは奥行き2・3mあり、余裕を持った空間プランとすることで、テレワークへの対応や家時間の充実を図る。全戸にトランクルームも用意した。1期販売は8月下旬になる予定。販売価格は3LDKで4000万円台から5000万円台。草津エリアでは高水準の価格だが、「再来場が来場の半数を占め、非常に好調」(池田部長)いう。来場者は草津市と大津市で70%、京都市が15%、大阪府内が5%前後。子育て世帯のほか、単身者、シニアの住み替え需要などを集めている。(日刊不動産経済通信)

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