東京ドームで過去最大リニューアル完了 ―三井不動産が知見提供、超大型ビジョン導入

(提供日刊不動産経済通信

 読売新聞グループ本社、読売巨人軍、東京ドーム、三井不動産の4社は、東京ドーム(東京・文京区)で過去最大となるリニューアルを実施した。国内スタジアムでは最大規模となる約1050㎡のメインビジョンを設置し、音楽と照明を連動させた迫力ある演出を行う。入場ゲートに顔認証技術を導入したほか、場内の完全キャッシュレス化など先端技術も取り入れた。
 2日から始まるプロ野球のオープン戦で一般に公開される。東京ドームの親会社である三井不動産は今回、施工者との折衝などリニューアル工事のノウハウを提供。内装には三井デザインテックが関わった。リニューアルの目玉となる新メインビジョンは従来の約4・4倍の大きさ。横幅は約125mにも上り、外野フェンスのLED映像送出装置と連動させて臨場感を高める。各入場ゲートのデザインも一新。入場ゲートから観客席までのコンコースには約260台のデジタルサイネージを導入。一斉表示によって没入感を創出する。
 観客席では、L字ソファに腰かけて4人で観戦できるモニター付きのグループ席や、リゾートをコンセプトにした半個室のグループ席も新たに設けた。バックネット裏の「ダイヤモンドボックス」と呼ぶシートは、現在の190席から260席に増設し、ANAビジネスソリューション協力の研修を受けた専属アテンダントが接客する。3階エリアのバルコニー席「プレミアムラウンジ」や全28室のスイートエリア「THE SUITE TOKYO」もフルリニューアルを実施した。

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