(提供:日刊不動産経済通信)玄海キャピタルマネジメントはインド・ムンバイ市に計画される2件の分譲マンション開発事業への投資を昨年11月と今年8月に実行した。同社が組成したインド向けファンドの投資実績は9件になった。
投資したのは市中心部の高級住宅地ダダル地区に集合住宅を建設する「Suraj」プロジェクトと、ゴバンディ地区のスラムを再開発する「Domain」プロジェクト。ダダル地区の計画では現地デベロッパーのSurajグループの所有地にアッパーミドル層向けの住宅を建設。施設規模は地上21階建て、延床面積3224㎡。販売用住戸は58戸で半数以上が成約した。来夏の完売を見込む。
一方、ゴバンディ地区の計画ではスラムの再開発を得意とする現地企業2社と提携。施設は地上33階建てと1階建ての2棟構成で延床面積は1万6659㎡。販売住戸の2割ほどが成約済み。2件のほか、開発地の住民向けに地上23階建て、戸数309戸の住居ビルを建てて無償で提供する。そのために玄海らは容積率緩和の優遇措置を受けたという。
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