業務粗利トップは三菱UFJ銀行の5137億円<br>粗利総額0.66%増の2.85兆円、減益は56機関に増
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 今期(2021年3月期)第1四半期の各金融機関の業務粗利益データによると(開示85機関)、三菱UFJ銀行が5137.14億円(前年同期比21.08%増)で引続きトップを守った。以下、三井住友銀行の3713.56億円(4.18%増)、みずほ銀行の3624億円(2.98%増)が続く。4位のゆうちょ銀行は3057.59億円(16.11%減)、5位の三井住友信託銀行は1064.21億円(2.34%増)。開示全85機関の業務粗利総額は2兆8599.21億円(0.66%増)。前年同期比で減益したのは52機関(19機関増)だった。
 上位10行の粗利益の内訳を見ると、主力の資金利益は三菱UFJ銀行が2119.55億円(1.06%減)で最大。以下は三井住友銀行が2096.75億円(3.67%増)、ゆうちょ銀行が1933.47億円(24.66%減)、みずほ銀行の1842億円(17.62%増)など。
粗利益に占める資金利益シェアは、全体9位の千葉銀行の83.99%がトップ。これに10位・静岡銀行(80.41%)、8位横浜銀行(78.49%)が続く。他に60%台が2行、50%台が2行、40%台が3行。役務取引利益(証券投資手数料、個人向け投信・年金保険販売手数料など)の計上額トップはみずほ銀行の1004億円(13.83%増)。また、粗利益に占める役務利益シェアのトップは3位・みずほ銀行の27.70%、7位・三菱UFJ信託銀行の23.17%、6位・りそな銀行の21.01%が続いた。債券などの売買損益を示す「その他業務利益」の計上額は三菱UFJ銀行が1731.94億円(70.58%増)でトップ。4位・ゆうちょ銀行が805.69億円(7.87%増)、2位・三井住友銀行が621.88億円(42.52%増)だった。11位以下で粗利益を大きく伸ばした金融機関は、16位・伊予銀行(255.94億円、52.37億円増)、17位・群馬銀行(253.61億円、30.98億円増)、35位・山口銀行(146.86億円、14.86億円増)など。
当期でもっとも減益幅が大きかったのは、22位の新生銀行(234.12億円、76.08億円減)、次いで15位・常陽銀行(259.25億円、50.88億円減)、19位・信金中央金庫(246億円、30億円減)だった。


2020/09/15 不動産経済ファンドレビュー

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