日本建築医学協会は16日、「誰でも豊かに健康になれる住環境 特別大講演会」をオンライン開催した。今回のテーマは「コロナ禍を生き抜くためのヒント」。
講演会では新型コロナウイルスを軸に、トータルヘルス研究所所長で医師の落合正浩氏、ウィスコンシン医科大学 名誉教授の高橋徳氏が講演を行った。落合氏は、「トータルヘルス研究から導かれる新型コロナ対策となり得る生活行動」をテーマに、mRNAワクチンに頼ることなく、人間本来の免疫力を高めることの重要性、そして思考、体操、食事や環境について、新型コロナ対策ともなり得る基本的な生活行動とは何かについて解説した。高橋氏は「新型コロナウィルス事情の最前線」と題し、新型コロナワクチンに潜む危険性と、コロナ禍で健康に生きるための心構えについて講演。コロナ禍の時代を生き抜くために必要なのは、メディアの情報を鵜呑みにすることなく正しい情報を見極める姿勢と、人間本来の免疫力を高めることであるとした。
最後に理事長の松永修岳氏が、建築医学の観点からコロナ禍を生き抜くためのヒントとして、「免疫力を高める住まい」について説明した。免疫力を上げて健康かつ幸せに暮らしていくために行うべきこととして、①幸福感を感じる内装、②住まいにアロマと自然を持ち込むこと、③トイレを清潔にし、糞口感染するコロナを防ぐ、④荷物を減らし空間をスッキリさせる、⑤ペットと暮らすーの5つのポイントを提示した。