大和ハウス工業は、札幌市で開発中の地上48階建て・高さ175・2mの分譲マンション「ONE札幌ステーションタワー」(総戸数624戸)の第1期244戸を販売し、昨年11月27日から12月26日の1カ月間で226戸の申し込み・成約戸数となった。北海道の新築分譲マンションでは、85年以降で史上最多の申し込み・成約戸数という。
所在地は札幌市北区北8-1-3。地下鉄東豊線と南北線のさっぽろ駅から徒歩2分。同社が組合員として参加している「北8西1地区第一種市街地再開発事業」地内。延床面積は9万8373・65㎡。住戸の間取りは1LDK~4LDK、専有面積44・81~227・99㎡。1~3階は商業施設で、2階と3階は多目的ホール(劇場)。5階はテレワーク用の個室ブースを備えるオーナーズラウンジのほか、集会室として使えるラウンジとサロンを設置。23階と24階に6戸のゲストルーム、29階にはスカイラウンジとパーティルームを備える。設計・工事監理は大成建設株式会社一級建築士事務所とドーコン、施工は大成建設と伊藤組土建、スターツCAM共同企業体。20年7月に着工し、竣工は23年12月を予定する。
1期の販売価格は5160万~5億円(消費税込み)。最多販売価格帯は9300万円台(11戸)で、平均坪単価は約415万円。昨年5月に資料請求受付を始め、モデルルームを開設した10月以降に約1000組が来場していた。購入者は30歳代が約8%、40歳代が約22%、50歳代以上が約70%。居住地は道内が約70%で、うち市内が約55%。用途は実需が45%、セカンドハウスが40%、投資が15%を占める。2期販売は4月下旬から。(日刊不動産経済通信)