東京都が初めて実施する都市公園法に基づく公募設置管理制度(Park-PFI)となる「都立明治公園」と「都立代々木公園」の活用事業が本格始動する。明治公園は東京建物を代表企業とするグループ、代々木公園は東急不動産を代表企業とするグループが提出した「公募設置等計画」を25日付で認定した。今後、実施協定を締結し、明治公園は23年10月、代々木公園は24年3月から供用を開始する。

 明治公園のPark-PFI事業は東京建物を代表構成団体とし、三井物産、日本工営、西武造園、読売広告社、日テレアックスオンを構成団体とするコンソーシアムが手掛ける。対象地は新国立競技場の南側約1・6ha(東京都新宿区霞ヶ丘町、渋谷区神宮前2丁目)。公園内には6棟のカフェやレストラン、ショップを整備。約7500㎡の樹林地「誇りの杜」や「希望の広場」などの公園施設も設ける。維持管理運営期間は約20年間。今年6月から整備工事を開始する予定だ。

 代々木公園のPark-PFI事業は、東急不動産が代表構成団体、東急、石勝エクステリア、東急コミュニティーを構成団体とするコンソーシアムが設置等予定者に選ばれている。計画では、屋上に菜園などを設けた地上3階地下1階建ての施設を整備。1階はフードホールや物販店舗、2階にはカフェやアーバンスポーツパーク・ショップ、3階には多世代健康増進スタジオ、ランニングステーション、学童保育を設ける。対象地は岸記念体育館があった場所(東京都渋谷区神南1丁目)で、面積は4182㎡。(日刊不動産経済通信)

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