国土交通省の発表によると、8月の新設住宅着工戸数は、前年同月比で7.5%の増加となり、6カ月連続の増加となった。季節調整済年率換算値では85万5000戸で前月比7.7%減となり、4カ月ぶりに減少に転じた。新設住宅着工床面積は614万7000㎡で12.5%増となり、5カ月連続の増加となった。
利用関係別でみると、持家は2万5100戸で前年同月比14.5%増となり、10カ月連続の増加。貸家は2万8733戸で3.8%増となり6カ月連続の増加。分譲住宅は1万9936戸で前年同月比5.3%増。このうちマンションは7968戸で15.0%減。先月の増加から再びの減少となった。一戸建ては1万1783戸で24.6%増。4カ月連続で増加した。
地域別でみると、首都圏は2万5014戸で2.0%減。貸家が12%、分譲マンションが13%それぞれ減ったことで4ヶ月ぶりのマイナスとなった。近畿圏は1万1194戸で15.2%増、中部圏は9148戸で24.0%増となりそれぞれ5ヶ月連続のプラス。両圏域は持家と貸家の着工が堅調に推移しており、全体の着工にもプラスに作用している。