住友不動産販売は業者買取の仲介でDXを活用して不動産業者に不動産情報を一括で発信し、入札方式で買取希望の業者を売主へ紹介するサービスを本格稼働させる。売主へ良い条件の買取業者を迅速に紹介できるようにし、自社の営業担当者の業務効率化も図る。
 サービス名は「ステップオークション」。これまでは各店舗で地元業者など数十社へ電話やFAXなどで売却物件を紹介していたが、DXを活用することで、取引先の6000社超の不動産業者のうちエリアや希望する物件種別、条件などに合う数百社へ一括で情報を発信する。業者からの入札結果を同社が一元的に受け取り、売主へ連絡する。個人への売却活動も並行して行え、売主は複数の入札業者と個人の購入希望者の中から売却先を選択できる。買取業者は建売や開発を行う業者と中古マンションの買取再販業者などで、売主側は個人を中心に想定。首都圏ではすでに土地・戸建てでサービスを始めており、2日にマンションへ、10月には投資用物件などへサービスを拡大する。土地・戸建てではすでに実績も出ており、レインズ登録後の半年間動きのなかった不動産が成約に至ったケースなどもあり、同社では手応えを感じているという。(日刊不動産経済通信)

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