東建、西新宿に統合型のショールーム―都内の販売拠点集約、VR展示も充実

(提供:日刊不動産経済通信)東京建物は東京23区で供給する新築分譲マンションの販売拠点を東京・西新宿に集約する。来月、新宿センタービルの中地下階に「ブリリアギャラリー新宿」を開設。現地に足を運ばなくても物件の内装や設備などを体感できる統合型ショールームを作り、展示施設の設置と運営に必要なコストを減らす。同じビルにある売買仲介の相談窓口と連携し、新築や買い替え、改修などといった多様な相談に応じられるようにする。
 新たな拠点は新宿駅徒歩5分の場所。3月にJR常磐線・三河島駅徒歩1分の新築マンション「ブリリア三河島ステーションフロント」の案内を始める。同物件を皮切りとして、新宿駅に乗り入れる路線沿線などで開発する複数の物件を紹介する。
 ギャラリーには室内展示のほか、VR機器で間取りや内装、眺望などを確認できる場所を設けた。約200インチの大画面で複数の間取りを実寸に近い形で見られる。廃棄物を減らす観点で建物模型は展示しない。物件周辺の街並みもデジタルジオラマで再現し、実際にその場にいるような感覚で接客を受けられる。時期にもよるが顧客は複数物件の説明を一度に受けられ、比較検討が容易になる。市部などの遠方で開発する場合は従来通り個別にモデルルームを設けるという。
 東京建物と傘下の東京建物不動産販売、東京建物アメニティサポートは20年9月、同じビルの地下1階に中古物件の仲介や新築物件の紹介など住まいの総合窓口となる「ブリリアベース」を作った。賃貸や持ち家からの住み替えを検討する顧客などが来場している。「三河島ステーションフロント」は15階建てで総戸数56戸。間取りは2LDK、3LDK。4月中旬に発売する。

ブリリア三河島ステーションフロント
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