東京建物と都市再生機構などが東京・渋谷区の渋谷駅東口で推進する大規模開発プロジェクト「渋谷二丁目西地区」が都市計画の手続きに入った。都市再生特別地区、東京都国家戦略住宅整備事業として総延床面積約32万㎡の施設群を整備する。主要用途はオフィス、住宅、ホテル、店舗、バスターミナルなど。建物の工期は現時点で25~29年度を見込む。
計画地は、「渋谷ヒカリエ」の東側、渋谷クロスタワーの北側に位置する計約2・9ha。青山通りの西側をA街区(敷地約1700㎡)、東側をB街区(約1万2800㎡)とC街区(約4300㎡)とし、A街区には「上空広場」と呼ぶ傾斜した階段状の広場を設ける。
最も広いB街区には地上41階地下4階建て、高さ約208mの超高層ビルを整備。オフィスを中心に低層部には外国からの観光客やビジネスマンの利用などを見込んだ「国際水準の宿泊施設」(約1万7000㎡)、高度専門人材を育成するインキュベーションスペース・カンファレンスを導入する。敷地内には大規模広場を設け、空港や地方都市とを結ぶバスターミナルも整備する。A街区とB街区は青山通りをまたぐデッキで結ぶ。
C街区の建物は地上41階地下2階建て、高さ約175mの規模。高度人材や外国人ビジネスマンのライフスタイルに対応した賃貸住宅などを導入。多言語対応のコンシェルジュを置くほか、外国人対応の幼児施設、ラウンジなども整備。国際競争力を強化する都市機能を導入する。A街区とB街区は市街地再開発事業として進める。(日刊不動産経済通信)
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