大和ハウス工業は札幌市で、地上30階建て・総戸数220戸の超高層分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」(延床面積2万4655・60㎡)を6月中旬から販売する。同社初の経済産業省「超高層ZEH-M実証事業」採択事業で、23年5月に竣工予定。
所在地(札幌市厚別区厚別中央1-6-493-37ほか)は、市営住宅下野幌団地跡地などで進める「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」(敷地面積約3万9200㎡)内。JR千歳線・新札幌駅と地下鉄東西線・新さっぽろ駅と直結する徒歩4分の立地。プロジェクトには大和リースや医療法人、学校法人など7者が参画し、大和ハがマンションのほかホテルと医療施設の1棟、大和リースが商業施設と駐車場を担当する。住戸の間取りは1LDK~4LDK(専有面積50・05~120・34㎡)で、価格は3000万円台~1億8000万円台。1期の販売戸数は検討中。昨年11月末からのホームページの反響は約1500件で、マンションギャラリーをこのほど開設した。共用施設はゲストルーム、ワーキングラウンジ、フィットネスルーム、スカイラウンジなど。設計はドーコン、施工はフジタ・大成建設特定建設工事共同企業体で、昨年7月に着工。
ZEH-M実証事業は地域ごとの断熱性能基準を満たした6階建て以上の共同住宅で、一般的な同規模の建物比で一次エネルギー消費量を2割以上削減した「ZEH-M Oriented」の建物が対象。「新さっぽろ」は二重サッシとLow-E複層ガラス、熱交換型の換気システムなどを採用しエネルギー消費を約27%削減。「新さっぽろ」に続き、大阪市で開発中の分譲マンションでも認証を受けている。(日刊不動産経済通信)
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